録画してあった「新日曜美術館」の「永別の自画像 三橋節子」を見た。
初めて知った三橋節子(昭和14年〜昭和50年)。ありふれた雑草などを描く日本画家だったが、昭和48年に鎖骨にできた癌で利き手の右腕を切断。告知もされ、同じ画家である夫に突き放され励まされ、術後18日目から左手で文字やスケッチの練習を初め奇跡的な作品を残した。自分の死と向かい合うことで生まれ、幼子たちへ残された作品の数々。実際に見ると中から輝くような絵だという。

最高傑作とされる「花折峠」がタイトルバックに使われていた。白い輪郭線、重ね塗りした下地が複雑な色彩で浮かび上がってくる。愛した雑草が眩しく力強い。横たわる自分自身であろう女性は、慈愛にあふれた菩薩のようなお顔で、思わず手を合わせたくなる。

絶筆の「余呉の天女」、天女は半透明になり死期の近さが感じれれるが、見ている方が救われる。

三橋節子の絵を見ると「千の風になって」の歌詞が素直に受け入れられる気持ちになる。
三橋節子美術館(大津市)
お薦めサイト「るる☆女を語ってみました。」
ここで画像の一部が見られます。
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