「食べもの情報」ウソ・ホント:ファディズムへの反攻(高橋久仁子)では、「ある種のビジネスなどと絡んで、色々な思いが交錯する中で、マスコミがこれまた軽薄な情報提供を行うことで、複雑怪奇状況を作る」とバッサリと切っていた。米国では「日本のファディズムの元凶であるワイドショー的な番組が極めて少ない」とのこと。
「天然酵母」「有精卵」「天然塩」などもバッサリ。
*「飲むコラーゲン」→食べて効くものではない。エセ科学が問題。
タンパク質だから、吸収段階でアミノ酸に分解されてしまう。
肌に塗っても吸収されるわけもないので効果があるとは思えない。
*「ダイエット食品」→単一食品ダイエットは危険。
納豆もしかり。
サントリーの飲料品『燃焼系アミノ式』も「これだけ飲んでいれば燃焼する(ので痩せる)と勝手に解釈」してしまうような名前だったが、「燃焼系」の意味は書かれていなかった。サントリーの関係者の話では「燃焼系というのは『日常生活を完全燃焼!』の意味。脂肪を燃焼なんてどこにもうたっていない」とのこと。
といっておきながら、harropage一家は「美味しんぼ」によって植え付けられた「無化調」に毒されている。
「化学調味料忌避」傾向→「化学=人工品」は毒というバカげた思い込み、とされている。しかし、「中華料理症候群」とまではいかないにしても、効き過ぎた化学調味料は舌がシビレるように感じてしまう。スーパーの殆どの漬け物、殆どの梅干、納豆に付属のタレ、○○醸造の醤油、一部の玉露、一部の蕎麦屋のタレ、口に入れたとたんにはき出してしまうこともある。でも世の中の大多数が美味しいと思うから売られている訳で、変な一家ということになる。実際にお気に入りの店や品物が消滅してしまうことも多い orz。
出典:「医薬品情報21」
「中華料理症候群(Chinese Restaurant Syndrome)」について、次の報告がされている。
調味料として用いられているグルタミン酸ナトリウムを一時に大量摂取したとき、眩暈、吐き気を伴う症状を示す過敏症をいう。中華料理店でワンタンを食べたとき、この症状が現れたことからこのような名称が付けられた。
また、この事例に関し
「起床直後の空腹時に数g以上のグルタミン酸ナトリウムを添加したワンタンスープを摂取した場合、頭痛、灼熱感、顔面圧迫感、胸痛などを感じたことからこのような名称が付けられた。この症例について、多数の人による追試が行われた結果、空腹時に多量のグルタミン酸ナトリウムを摂取した場合に現れることがあるということが判明した。我が国における消費量は1人1日平均2gであり、1回の食事で1gを超えることはまず考えられない。従って1回に数gあるいは10g以上を摂取することは実際にはあり得ないので、調味料として正当に使用される量であれば、この症状が発現することは考えられない」
とする報告もされている。
同様に
「米国ボストン近郊の中華料理店で食事をとった際、食後特定の一過性の症状(首から上肢にかけてのしびれ感、全身のだるさ等)が現れたとKwokが報告[Kwok,R.H.:N.Engl.J.Med.278:796(1968)]して以来この名が付いた。その後、本症状はワンタン・スープに多量に使用されたL-グルタミン酸ナトリウムが原因ではないかと疑われ、種々の臨床試験が行われた。L-グルタミン酸ナトリウムによる症状は、空腹時に多量のL-グルタミン酸ナトリウムを食べた後、15〜25分を経て一部の過敏なヒトで灼熱感、顔面圧迫感、胸痛が起こり、約1時間以内で治まると報告されている。この症状は主観的かつ一過性のもので、血圧、心拍、心電図、血中グルタミン酸レベルなどの客観的指標上の変化は認められていない。二重盲検法による厳密な検討結果では、3.0〜4.4gのグルタミン酸摂取では、発症とMSG摂取との関連は認められていない」
小柄でテレビ向きではないですが、熱心なお話でした。
無農薬有機栽培を昨年から始めていますが無化調は大賛成です。
東京品川区の大井町商店街の中に食育ステーションがあるそうですが、そちらにもありますか。
「食育基本法」があることすら知りませんでした orz。
2月28日の「食卓の向こう側」のダイジェスト版、圧倒されました。「作った食べ物を丸ごと捨て、金任せに外国から輸入し続ける「放食(ほうしょく)」日本。食料自給率が先進国最低の40%に落ち込み、生産者の汗すら見えないこの社会」「それは教育しかない。ビジネスありきではなく、明確な目的を持った食育、大人から子どもまで対象にした食育が求められている」「子どもが作る“弁当の日”」。後でゆっくりと原文を読みたいと思いました。
群馬県食育推進会議「食を巡る現状」委員レポートで高橋久仁子教授のレポートを見つけ、他の委員の方々のレポートにも目を通しました。
http://www.pref.gunma.jp/shokukaigi/06kids/suishin_kaigi/report_01/report_top.htm
高橋教授の最後の冷静な意見が印象的でした。「 健康の維持・増進の三要素は「栄養・運動・休養」です。「栄養」すなわち「食」さえ良くすれば健康は万全、と考えること自体フードファディズムです。
また、すべての人が「食」に大きな興味を持てるわけではありません。「食」にさしたる関心を持たない人であっても、「そこそこの健康」を維持できる「ほどほどの食生活」を提示することも食の教育には大切です。
食の教育がフードファディズムに侵されることのないように願っています。」
かみさんは料理が好きで上手、子供達も生まれてからずっと手抜きのない手作り料理で育ったという、今になって振り返ると非常に恵まれた環境で育ちました。そして、学生生活で自炊をするようになりました。「食材はけちるな」と言っても「学生だから贅沢はできない」と申しております。
今後もグルメ情報だけでない食べ物のネタを今度を取り上げていきたいと思います。
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