季刊「銀花」49巻で「豊の国の鏝繪」の写真を撮っていた写真家が藤田洋三氏であったことを、「鏝絵放浪記」を読んで初めて気が付いた(^_^;)。
大分の鏝絵を見つけ、全国の鏝絵に成長し、「消えゆく左官職人の技 鏝絵」と「左官教室」に連載された「鏝絵通信」を元にまとめた「鏝絵放浪記」(2001)の著者でもある。鏝絵についての本は少ないので、第一人者といえる方で、鏝絵の保存などにも尽力しているようだ。
「鏝絵放浪記」の中に、秋田の鏝絵については、短い記述しか見つける事ができず、鏝絵に関しては『週刊新潮』で取り上げられた嵯峨家の床の間についてのみの情報であった。
「鏝絵放浪記」の巻末に藤田洋三氏の E-mail アドレスが載っていたので、10月8日に以下のようなメールを送ってみた。
【件名:秋田県の龍の鏝絵について 南秋田郡五城目町高崎 舘岡家
秋田市在住の○○○○○と申します。
最近になり、鏝絵に興味を持ち、秋田市周辺を探しています。
先生の「鏝絵放浪記」では、秋田の鏝絵の情報は少なく、嵯峨家の床の間の鏝絵のみが紹介されていました。しかし、秋田市周辺では、けっこうな数の鏝絵を見る事ができます。
秋田市では、『秋田市の鏝絵ー鏝絵緊急調査報告書』秋田市教育委員会 平成16年、では27件の鏝絵が紹介されています。
また、旧協和町、現大仙市協和でも「仙北郡協和町では、平成十年度の社会教育活動総合事業として、「協和町の藏」をまとめた。それによると、町内百九十箇所に蔵のあることが分かった。そして雲龍、兎、鯉、大黒はじめ多くの蔵印の鏝絵を確認している」という資料もあります。
それ以外にも、旧河辺町(現秋田市河辺)、旧雄和町(現秋田市雄和)でも、鏝絵を確認しています。(自転車で走ってみつけたり、自転車仲間からの情報などに基づくものです)。
また、五城目町には桜庭喜幸さんという鏝絵作家もおられ、松崎町の全国漆喰鏝絵コンクールでも入賞しておりますので、ご存知かもしれません。
前置きが長くなってしまいました。
今回、メールを差し上げたのは、秋田県南秋田郡五城目町高崎舘岡家の龍の鏝絵の存在をお知らせするためです。
明治25年にできた土蔵で、土崎港(現秋田市土崎)の左官棟梁「菅原千代松」作という昭和27年の文書が残っていました。
添付写真を付けましたが、宜しければ私のブログで、画像を見ていただければ幸いです。
ひいき目かもしれませんが、胴体が壁から抜け出している立体感は他では見られない、鏝彫刻とでも呼びたい作品です。
http://harropage.blog39.fc2.com/blog-entry-548.html
なお、桜庭喜幸さんなどからの情報で既にご存知の可能性も高いかと思いましたが、確認しようもないため、連絡させていただきました。
住所:…………
Tel:…………
○○○○○】

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