HarroPage
冬はスキー(棲息地:太平山オーパス)、乾燥路は自転車で体力維持する親父の記録 食べ物…いやしい系(^_^;) 意外にアート好き、最近は鏝絵(こてえ)と土蔵に野草や花に興味あり
YOSHITOMO NARA+graf AtoZ
会期: 2006年7月29日(土)~10月22日(日)
会場: 吉井酒造煉瓦倉庫 (青森県弘前市吉野町2-1)

 harropage の奈良美智についての知識は、不機嫌そうな吊り上がった目の女の子の絵を描く人、ということだけだった(^_^;)

ATOZ0607291.jpg 下の娘が AOMORI ROCK FESTIVAL '06 「夏の魔物」を見に行くついでに出かけ、初日の『AtoZ』を見ることができた
 酒造倉庫ならではの展示、沢山の小さな小屋が配置されているが、一つ一つがNARAワンダーランドで細部や後ろにも楽しい仕掛けが一杯。そして沢山の小屋が、有機的・立体的・三次元的に組み合わされ、まとまるように計算されている。
 harropage が感じたキーポイントは【窓】。小屋の中で作品を楽しそうに鑑賞している人達がNARAワールドの一部に取り込まれている姿を窓から見ることのできる面白さ。小屋の中にある椅子やソファに座った人、梯子を登って首を出している人、その人達が完全に作品の一部になってしまう「参加してしまう作品」にもなっていた。
 そして画像の二階の奥には、凄い贅沢な展示が…
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 見終わった後で、奈良美智が創造的空間的アーティストであることを再認識した。

 世界的ゲイジュツなどと考えずに、とにかく見てもらえば、微笑え、懐かしく、切なく、ゆったり、しんみり、…
 おそらく会期の期間、後になるほど観覧者が増えてきそうなので、お早めにご覧あれ!!

ATOZ0607292.jpg

 撮影可、触るのも乗るのも可の唯一の作品。
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 ネタバレになってしまうが、(J)キリン小屋の物見台からの俯瞰は凄かった。(T)レコードルーム:紙ジャケも自分で何枚持っているかゆっくり数えたかった。(K)奈良小屋:アトリエは実際のアトリエにどれだけ似ているのだろうか。(Z)八角堂:涙を流す顔のカップは是非ミニチュアを作って販売してほしい。(P)パーティルーム:赤い照明のステレオ部屋のソファには人が座って初めて作品として完成する。(S)mall小屋も小さな椅子に座っている人を入り口から眺めると心が和んだ。2階の Shallow Puddles の迷路と作品展示は白眉、Puff Marshie, Hirosaki Version はこの場所でなければ実現不可能な作品で圧巻。

 会期が終わるとバラバラにされるしかないと思うともったいない、常設美術館にしたら弘前の大きな集客力になると思うが…。料金1000円は安すぎる。余り混雑すると魅力が半減、入場制限も必要かも。

 ショップが混雑していて買い物もままならない。一部の品目は駅前イトーヨーカドーの半地下の特設コーナーで買う事ができる。
ATOZ0607293.jpg

 
 同日、青森県立美術館にも立ち寄り奈良美智コーナーを見たが、AtoZを見た後では…。唯一「あおもり犬」はインパクトがあり、雪の時期の姿も見たいと思った。


 帰ってきてから知った情報→ショップでは10月発売予定のAtoZ作品集の予約受付(5670円+送料800円)をしており、この会場で予約をしたひとには奈良美智さんの直筆サイン入とのこと。もう一度行くことになりそう。
開催趣旨
北国の古びたレンガ倉庫。そこにひとつの街が生まれようとしています。
そこに掲げられた名前は『AtoZ』。

AからZまで、26の小屋が立ち並ぶ。いや、ひょっとしたらそれ以上の数の・・・
日常をちょっとだけ逸脱したその街で、あなたの中で止まっていた時間が動き出す。
2006年の夏から秋にかけ、奈良美智の故郷である青森県弘前市で、『AtoZ』と題したプロジェクトが実現します。

自らの少年時代の記憶と対話し作品を制作し続けてきた奈良美智。
暮らしの中の「ものづくり」を通して、生活環境をデザインしてきたgraf。
彼らの共同制作によって現れる、3ヶ月だけの架空の街。

それは、奈良とgrafが出会った2003年大阪から始まり、台湾、韓国、横浜・・・と移動してきた旅の軌跡でもあります。
彼らが共に生み出すのは、美術館やギャラリーの四角い箱には決して収まりきらなかったもの。
さまざまな時間を内包した廃材でつくられた小屋は、独特の風合いや肌触りをもって、わたしたちに、きっとどこかで体験した記憶たちを見せてくれることでしょう。

『AtoZ』は企画、運営すべてをボランティアスタッフで行います。
「この展覧会をやりたい!」と思う人たちみんなの力があつまってはじめて実現するのが『AtoZ』です。
会場となる大正時代から続く吉井酒造煉瓦倉庫では、2002年、そして2005年、奈良美智の個展を延べ4,600人のボランティアの熱意によって開催し、8万人に及ぶ観客をむかえ、これまでにない新しい形の展覧会を成功させてきました。

そして2006年。『AtoZ』は、あなたがその街を訪れたときに完成するのでしょう。
小屋を訪ね、路地を抜け、深呼吸する。その瞬間、離ればなれになっていた記憶たちが、色や形や匂いとなってあなたに呼びかけるのです。
26 ではおさまらない、それぞれにテーマをもつ小屋

3年余りの歳月にわたる、国内外での展覧会のたびに廃材で作られた小屋を集め、さらに、弘前での5ヶ月にわたる、奈良とgraf による現地制作によって小屋を制作し、会場を構成します。
全体で40以上の小屋が林立し、小路や行き止まりや広場、折れ曲がった廊下や階段が交錯する、これまで誰も見たことのない迷宮が生まれようとしています。
そして、この架空の街に建てられる小屋には、ペインティングやドローイング、写真作品が展示されるだけではありません。奈良美智+graf とのかかわりが深いアーティストたちも参加。ファイン・アートにとどまらず、さまざまな作り手たちが境界を越えて展開していきます。
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