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冬はスキー(棲息地:太平山オーパス)、乾燥路は自転車で体力維持する親父の記録 食べ物…いやしい系(^_^;) 意外にアート好き、最近は鏝絵(こてえ)と土蔵に野草や花に興味あり
映像詩 プラネット 地球崩壊
 6月4~8日に放送された「映像詩 プラネット」。
 地球の現在の状況が崩壊直前であることが、繰り返し語られていた。
 2050年頃の地球環境は本当にどうなるのだろう。
 テロ根絶のためには南北の貧富の差の解消が必要だと考えていたが、中国・インドの欧米化だけでも崩壊が避けられないようだ。先進国が率先してライフスタイルを10年以内に変えていく必要があるというが、消費社会にドップリと漬かっている生活を変えることなどできるのだろうか。
 世界を見渡しても次の選挙のことしか考えない政治家に期待するのは無理のようだ。一人一人が現状を認識して対処することが必要だとは分かっていても、全世界的な啓蒙をする時間は残っていないように思える
 美しい映像が流れるだけに、暗澹たる気持ちになってしまった。

 「映像詩 プラネット」:急速に進行する環境破壊は、マクロレベルではとらえられても、個々の人間の感覚ではなかなか理解できない。印象的な映像を積み重ねることで地球に何が起きているかを我々の脳裏へと焼き付ける。

第1回 人類繁栄の代償
 地表の50%に人間の手が加えられているという。森林破壊によって生物の生存環境が変化し、過去100年間で脊椎動物の数は半減した。一方で、人間の数は4倍にもふくれ上がっている。1950年代を境に、人口やGDP、水の使用量、自動車や石油生産などの指標が、急激な増加傾向に転じた。ナイジェリアのラゴスには、毎月2500トンの電子部品のごみが運び込まれている。港の近くには、テレビ、ラジオなどの廃棄物が山のように捨てられ、現地の人々の生活を脅かしている。電子機器から出る有毒物質を血液中に最も多く含む民族は、何と、グリーンランドのイヌイットだという。
 現在、大気中の二酸化炭素の濃度は、過去75万年間で最も高い。1990年と比べると中国では67%、インドでは88%、CO2排出量が増加、温暖化が進み、旱魃や猛暑などの異常気象を引き起こしている。また、現在、地球上の96%の氷河は減少しつつあるという。
 地球に起きている事象をどうとらえればよいのか、世界の研究者もインタビューに答えている。

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 気球全体で利用可能な面積は115億ha=一人当たり1.8ha
 現在は、既に一人当たり2.2haを使っている! 利用可能以上な状態!!!
 先進国では更に多い、スイス5.0ha、アメリカ9.5ha。
 もしも、全ての人々が先進国並みの生活をするとすれば、地球が5個必要
第2回 地球が燃え尽きる
 環境破壊の最大の要因は人口爆発だ。ヨーロッパでは、一人あたり一年間に、50トンの地球上の資源を使っている。すでに、中国、インドも大量消費時代に突入した。消費時代に生まれた若者たちは、「いまさら今のライフスタイルを変えられない。他にどんな生き方があるのか?」という。しかし専門家は「今のまま資源を消費すると、地球が5つ必要だ」と主張する。
 番組では、資源が枯渇して滅亡したイースター島の歴史を検証している研究者を紹介。人類の大量消費路線が何をもたらすかを検証する。

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 生物の多様性の生態系の維持に重要なことが分かってきた、異なる生物同士が互いに影響しあって生態系が維持されている。一方で、現在の腫の絶滅の速さは、6500年前の恐竜が絶滅した時と同じ速さである。
第3回 傷つけられた生態
 人類の半数が都市に暮らす時代になった。しかし、都市生活者の大半が自然の恩恵を理解しようとしないところに問題があると研究者は警鐘を鳴らす。いま世界中で種の絶滅が問題となっている。イギリスの沼では、化学物質の影響でカエルが、アフリカでは狩猟の影響でゴリラが激減したと、現地の専門家が警告する。
 20世紀に入り、トラクターと肥料、そして農薬が発明され、農業が地球環境に対して非常に危険な存在になったのではないかとレスター・ブラウン博士が問いかける。灌漑の影響で縮小したアラル海・チャド湖の衛星映像。イスラエル・死海の後退した湖水。地元の環境団体のメンバーは、「もうすぐキリストでなくても死海の上を歩けますよ」と苦笑する。

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 「私の子供や孫達はきっとこう言うでしょうね。トラだとかシロナガスクジラだとか500万種もの生物が絶滅し、生態系も昔のようには機能していない、どうしてこんな地球にしてしまったの?国民に訴えかけるとか、政治家達に確実にメッセージを伝えるとか、どうして何か手をうたなかったの?」
 炭酸ガス排出量70%削減が必要!そのためには根底から生活スタイルを変えないいけない
 2050年頃に大きな転換点がくる。すぐに行動を開始することです。エネルギー消費のシステムを変え、土地の利用方法を変え、さらに生き方そのものを変えることです。
 気候の世界では現在の行動が50年後に表れてくる
 システムを変えるには30~40年かかる、すぐに着手しないと、10年後では遅すぎる
最終回 残された選択
 相変わらず進まないCO2削減。ある研究者は「大幅削減には社会変革が必要だ」と語る。 
 ドイツ・グント研究所のコンスターザ博士は、地球に待ち受ける4つのシナリオは(1)スタートレック(先端技術で宇宙に進出し環境問題を解決)、(2)マッドマックス(現状を破滅までひた走る)、(3)エコトピア(量より質を追求する新たな消費社会をつくる)、(4)ビッグガバメント(世界政府の行政指導で環境破壊をストップ)だと提唱する。
 番組は4つのシナリオの実例として、食糧問題をテクノロジーで解決するために高さ600メートルの高層養豚場を考えたオランダの建築家や、自然を傷つけないために野宿しながら会社勤めを続けるイギリスの青年を紹介。しかし、多くの人々の意識変革にはかなりのエネルギーが必要であることを番組は伝えて終わる。

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 日本全体で高齢化が進む一方で、医療や介護保険は崩壊の道を辿っている。まして少子化で高齢者社会を支えることはできなくなりつつあるのに、政治は不安材料には眼を向けさせず楽観的なシナリオしか見せない。
 厚生労働省の将来推計人口では、秋田県人口は2005年の114万6000人→2035年には78万3000人と、31.7%の全国一の減少率になるとのこと。2035年には秋田県は、現在よりも暮らしにくい環境になっていることは間違いないだろうが、それが「根底からライフスタイルを変える」ことを余儀なくされることになる、というのは余りに皮肉な見方だろうか。


 NHKのHPの番組紹介の最後に「担当者メモ:環境問題には様々な意見があり、それぞれの国の立場もあります。スウエーデンの制作者はそれでも地球の姿をこのまま守りたいというメッセージを伝えたかったのでしょう」→担当者の人ごとの様なコメントが、大多数の考えなのかもしれない。それほど切実な問題ではないよ、人類の叡智を集めれば何とかなるよ、と…。

 宇宙レベルで考えると、人類や大多数の生物が滅亡しても、進化・淘汰で生き残るものがあるはず。環境が激変しても、地球という一つの大きな「生き物」は存続していく、それが「自然」なのだろう。
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